IoT製品は雨後の竹の子状態


「多くの価格の安いIoT製品が登場し、製品の継続性に不安があります。」

 金属加工向けの大規模な展示会でもIoT製品の展示が多くなってきましたが、商工会議所が主催する小規模な展示会ではあまりに多種多様なIoT関連製品が多く驚かせられました。金額的にも、プログラム可能なIoTデバイスが2000円台から販売され、それに接続するセンサーを合わせても5000円程度のものもありました。大手ベンダーからも数万円程度のIoT機器が販売されており、かなり導入しやすい価格帯になっています。

 販売されている製品は、Raspberry Piをベースとしているものも多く、仕入コストがあるので、低価格で販売した時の利益はそれほど見込めなく、大量に販売する必要があります。が、まだまだそれほど大量に導入する工場も多くないはずです。

 そうなると心配なのが、製品の継続性です。

 工場全体で多種多様な加工機をIoT化するときに、一度にまとめて導入するのはリスクが高く、最初は数台で試してから、少しずつ導入するのが普通でしょう。ですが、導入していく途中で、IoTデバイスが販売終了してしまったり、導入完了後に一台だけ故障した、新規に加工機を導入したので一台だけ追加したいときに、使用しているIoTデバイスが入手できないと工場全体のシステムを再構築し直す必要もあるかもしれません。

 特殊なIoTデバイスだと、将来入手できないリスクがありますが、Raspberry Piであれば、よく流通しているので将来も入手できます。かゆいところに手が届くIoTデバイスよりも、一般的なデバイスで構築し、将来のリスクを下げることを検討すべきかもしれません。